ログイン

女将の日記

2009/01/19

なに~、やっちまったな~!

なに~、やっちまったな~!男は黙って飛び込む!!

去る1月3日、船長、高校の時の同窓会に出かけて行きました。
久しぶりに会った友らとは、旨いつまみと酒とで さぞかし談話が進んだのでしょう・・・

いい気分で帰ってくるや否や、『昌子、日向の水中綱引きに出るさけ!後はよろしく!』と、言うではありませんか。
酔ってえらい勢いで言うものだから 『はぁ~ん?』どう理解していいのか?わかりませんでした。(*.*~~
『はっ?何な、いきなり・・・』
『ほやさけ、飛び込むんやって!』 『飛び込むぅ~?!』 って、えらく驚くには訳があるんです。

‘日向の水中綱引き’とは・・・
読んで字の如く、日向(ひるが)というところで、海の中に入り、ワラでつくられた綱を切る、のですが、
なんと、1月極寒真冬の中、裸で 高さ7m近くもある橋の上から海に飛び込むんです!!海上安全・豊漁祈願を念じて。
船長の同級生や後輩がいるから、何度か見物に行ったことがあります。
それは、それは勇敢な姿にシビれるものですが、けどそこで、なんで、船長が飛び込むの?っていう話。

『地元(日向)の者でもないのに・・・』『大丈夫なんやって!』やる気のある人なら誰でもOKだそうです。
『寒いのが人一倍苦手やのに、しかも裸やで。』『やるんや!』
『桟橋から飛ぶン違う、高い橋の上から飛ぶンやで。ダイブやで!』『それでも、やる!』

『もう若くないのに、しかも四十二の厄やで。心臓マヒ、起こさんのか?』
『わからん・・・ほやさけ、後は頼むって言うたやろ。』
船長の悪い癖?一度言い出したら、何を言っても聞く耳持たず。
両家の親からの猛反対にも屈することなく、当日の決行に至ったのです。
息子たちも当然、反対派でしたから、『俺、見に行かんで。』とばっさり。あのトオルまでもが・・・・
そ、そ、そんな~ん・・・・私、たったひとりで見守る勇気なんて、とてもありません・・・・

そこで、いつも仲良くしてもらっているべっち夫妻に同行をお願いし、恐る恐る見に行った次第です。
飛び込む橋を見上げたら、もう心配で心配で、涙がチョチョ切れそう・・・(;>_<;)
たくさんの観客の人たちは、今か今か?と楽しみに待っている様子だけど、私は‘南無妙法蓮華経’唱えっぱなし。
すると、いよいよ勇敢な男衆たちの姿が現れ、二人ずつ次々に飛び込んでいきます。

船長が橋の上に立った時は、緊張もMAX。足がガクガク震えて、思わず叫んでいました。『パパ~がんばって~』
(後から聞くと、そんな声 全然、耳に入ってなかったらしい・・・みじめ(;_;))

何はともあれ、無事お役目を果たし、地元の方からの厚い労いを受け、この上ない達成感に満ち溢れている船長。
久しぶりにいい笑顔を見せてくれました(●^o^●)   ホッ。。。


007 008
伝統行事『日向の水中綱引き』 さぁ、飛び込む前の気合入れ!
009 010
皆さんの気合いがすごかったです!! 達成感の船長に、安堵の私・・・
011
無事、終了☆良かったね(^з^)-☆