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女将の日記

2012/03/28

釣行記ならぬ、酔行記xxx

私が帰宅した途端、
『お母さん、釣りに行くで!』と、肩組んできて、誘うトオル。
『はっ?何な・・・?』
急な言動に驚くやら、嬉しいやら・・・(ほら今、反抗期なものだから)
『オレ、釣りに行きたいんやけど、お父さんに言うたら、お母さんも一緒に行くんなら連れてってやる、って、言うから。』
『なんな、それ~~。お母さん行かんでも行ったらいいやん・・・』と、言いつつニヤリ( ̄ー+ ̄)

~ここですぐにハイハイ・・・って、言ったらトオルの思惑どおりになる。少しじらしてやろうっと。~
『お母さんは、いいから 行っといでよ・・・』
『だ、か、ら、一緒に行かなあかんのやって~』『なぁ~、行こう。行こう、お母さん。』 
釣りに行きたいものだから必死に懇願してくるトオル。
~まだ、かわいいとこあるわ~ホッ。。。(#^.^#)
『しゃーないな・・・ほんなら、一緒に行ってやろかな・・・』
『やったぁー!!お父さん、行くでー!』
『おっ。』 
『ところで、何で私が一緒じゃないと行かんの?』って、船長に尋ねたら、
『わしは、おめえも一緒に行きたいやろうなぁ、と思って。』と、ニコリ(^-^)(^-^)
『はぁ~ん???』よく、わからんけど、船長もたまには、かわいいこと言うじゃん。まぁ、期待に応えて行ってみましょう(ー^0^-)
お天気は良く、ううぅ~ん、釣り日和だね~。と思いきや、船が止まったら、なぁ~んか揺れが大きい・・・

ふわぁ~ん、と あくびが一つ・・・
~やばい!なんか、酔うかも・・・(-。-;)~
~ダメダメ、酔うと思ったら酔う。考えんとこ!!そして、釣って忘れよう!~
仕掛け落として、いちよ、誘いもかけて・・・そしたら、すぐに、ピクピクと竿先が。
『やったぁー!きたぁー!!』 手で巻いていたら、隣から
『それ、電動ですけど・・・』
はっ!あかん、やっぱ普通じゃない・・・あがってきた魚を見ても そう感動もせず。
だって、必死に吐き気をこらえていたんですもの・・・ なのに、
『はい、写真撮ってやろさ!魚持って~』
いつもの私なら、『イェ~イ!ヤッタネ!(^Q^)/゛』と、ノリノリでしょうが、今日は 勘弁してください、ってなとこ。
とうとう吐き気の我慢も頂点を達し、『オエッー、オエッー』
『はぁ~ん、もう早や酔ったんけ?ダサッ_(-_- 彡』 行く前のあのトオルのかわいさは何処へやら???

負けじと 『大丈夫や・・・』 と言うものの、言葉と体は分離していて、どうも動けないのが実状・・・
なのに、追い討ちをかける人がもう一人。
『昌子、アタリきとるよ!』
『もう、いいわ・・・』 
『なんや~、魚見て元気出さんかいっ!』
~もう、竿触る元気もないっつうの!!~
『アカン・・・もう、アカン・・・』ひ弱な声で訴えようとも
『おー、釣れる、釣れる!!』って、嬉しそうなお二人さん。

~あぁ・・・私は、酔ってえらいんです(;。;)~
『オエッー、オエッー』 吐いている私に、大丈夫か?なんて、やさしい言葉どころか、
『きったねぇーな。あっち行って吐けやー!』 悲しい結末を迎え、涙がこぼれます・・・(;>_<;)ビェェン
『帰ろう・・・もう帰ろう・・・帰って・・・』
『はぁ~ん。まだ1時間もやってないんやぞ!我慢しとれ!』
『キャビンで寝とれや・・・』

何も言えない私。すごすごとキャビンの中へ・・・
ガックリな釣りとなってしましました・・・・何を何匹釣ったかなんて知る由もなく・・・
そして、今晩 その魚をどんな顔して食べたらいいのでしょうか???(>。<)     つづく。

 

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気持ちここに在らず…えらかったんです… ちゃっかり釣ってるわ~
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へぇ、これだけ釣れたんだ…(;´д`)